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ニュース映像から発見された釧路に出現していた巨大ウシマンボウ
推し魚が主役になれる年があるのはいいものだ。
今年は丑年。
干支にちなんで12年に一度のウシマンボウMola alexandriniを推しまくれる年である!
前回のコラム<今年は丑年!
干支にちなんで世界一重い硬骨魚「ウシマンボウ」を見に行こう!>でもウシマンボウを推しまくったが、早速新しいウシマンボウの論文が去年のクリスマスに出版されたので、最新情報をお届けしよう。
■ニュース映像に紛れていたウシマンボウ
2020年11月下旬。「釧路にマンボウ!? 海洋熱波が変える漁業web」というニュースが配信された。
マンボウ類に関するニュースだ!と思って喜々として拝見すると、ニュースに使われているマンボウ属の映像の中に、頭部が明瞭に隆起した個体がいた。
これは……ウシマンボウじゃないのか?
しかし、ニュースにはウシマンボウとは書かれていない。
何度も写真を見直して、ウシマンボウの可能性が高いと判断した私は、詳しい情報を知りたいと思い、ありとあらゆる伝手を駆使して、このニュースを書いたNHK釧路放送局の田村佑輔記者に連絡を取った。
普段取材する側の記者も、まさかニュース映像を見た研究者から逆取材をされることになろうとは思ってもいなかったことだろう。
<全文はこちら>
<5ちゃんねる>
1 マンボウマンボウについて語ろう
3 名無虫さん最大で全長3.3 m、体重2.3 t にもおよび、世界最大の硬骨魚のひとつである。尾びれと腹びれを持たない。
フグ類に共通する丸い目と小さな口を持つ。また腹ビレ、肋骨がない、鳥のくちばしのような板状の歯を持つ、小さな穴状のエラ穴を持つという点もフグ類と共通している。皮膚は厚く粘液で覆われるとともに、おびただしい量の寄生虫が付着している。
7 名無虫さんマンボウのメスが一度に産む卵の数は3億個に達するともいわれ、最も多く卵を産む脊椎動物とされる。
卵は親に保護されることもなく海中を浮遊しながら発生するため、ほとんどが他の動物に食べられてしまい、成長できるのはごくわずかである。
8 名無虫さんマンボウの水族館での飼育が難しい主な理由は泳ぎが下手なため自ら水槽の壁に体をぶつけて弱ってしまうこと、寄生虫が多いことなどである。
水槽内にビニールやネットの壁をめぐらせてマンボウを守るなどの対策が取られるようになったが、手で触ると手の跡がそのまま付くくらい皮膚が弱く、飼育が難しい事は変わらない。 また飼育下で大きく成長した個体は施設に限界があるため、標識をつけて大洋に再び放される事が多い。
14 名無虫さん全世界の熱帯・温帯の海に広く分布する。
マンボウは生息水深を一定させず、表層から水深800m程度までの間を往復していることが明らかにされている。
水温の変化に影響を受けている可能性が考えられているが、外洋に生息する魚だけに生態はまだ謎が多い。
マンボウはクラゲや動物プランクトンを食べるということは知られているが、胃内容物からは深海性のイカやエビなどの残骸も発見されている。
これまでマンボウは海中を受動的に漂っているだけと考えられることが多かったが、これらの餌を捕食するにはある程度の遊泳力が必要となる。
近年、音響遠隔測定による調査で、マンボウは海流に逆らって移動し得るだけの遊泳力を持つことが示されている。
23 名無虫さん遊泳速度
バショウカジキ 100km/時
メカジキ 90km/時
クロマグロ 75~90km/時
シャチ 60~82km/時
アオザメ 70km/時
ハンドウイルカ 45~70km/時
イワシクジラ 55~65km/時
ダツ 60km/時(空中だと約70km/時)
キハダマグロ 60km/時
カツオ 60km/時
カマイルカ 55km/時
シロナガスクジラ 約50km/時
トビウオ 50km/時50km/時(空中だと56km/時)
サケ 45km/時
マッコウクジラ 22~45km/時
イカ 41km/時
ヨシキリザメ 40km/時
アシカ 40km/時
33 名無虫さんマンボウには尾びれがありません。では、どうやって泳ぐのか。
これは背ビレ、尻ビレと尾ビレが退化したビラビラした尾(舵ビレ)を補助で動かすことで進んでいる。
背ビレ、尻ビレは同時にパタパタと動かし、舵ビレは方向転換などに使われている。
ちなみにこのヒレの厚さは10センチ以上もあり、一説にはライフルの弾も通さないといわれている。
マンボウについて語ろう
最大で全長3.3 m、体重2.3 t にもおよび、世界最大の硬骨魚のひとつである。尾びれと腹びれを持たない。
フグ類に共通する丸い目と小さな口を持つ。また腹ビレ、肋骨がない、鳥のくちばしのような板状の歯を持つ、小さな穴状のエラ穴を持つという点もフグ類と共通している。皮膚は厚く粘液で覆われるとともに、おびただしい量の寄生虫が付着している。
マンボウのメスが一度に産む卵の数は3億個に達するともいわれ、最も多く卵を産む脊椎動物とされる。
卵は親に保護されることもなく海中を浮遊しながら発生するため、ほとんどが他の動物に食べられてしまい、成長できるのはごくわずかである。
マンボウの水族館での飼育が難しい主な理由は泳ぎが下手なため自ら水槽の壁に体をぶつけて弱ってしまうこと、寄生虫が多いことなどである。
水槽内にビニールやネットの壁をめぐらせてマンボウを守るなどの対策が取られるようになったが、手で触ると手の跡がそのまま付くくらい皮膚が弱く、飼育が難しい事は変わらない。 また飼育下で大きく成長した個体は施設に限界があるため、標識をつけて大洋に再び放される事が多い。
全世界の熱帯・温帯の海に広く分布する。
マンボウは生息水深を一定させず、表層から水深800m程度までの間を往復していることが明らかにされている。
水温の変化に影響を受けている可能性が考えられているが、外洋に生息する魚だけに生態はまだ謎が多い。
マンボウはクラゲや動物プランクトンを食べるということは知られているが、胃内容物からは深海性のイカやエビなどの残骸も発見されている。
これまでマンボウは海中を受動的に漂っているだけと考えられることが多かったが、これらの餌を捕食するにはある程度の遊泳力が必要となる。
近年、音響遠隔測定による調査で、マンボウは海流に逆らって移動し得るだけの遊泳力を持つことが示されている。
遊泳速度
バショウカジキ 100km/時
メカジキ 90km/時
クロマグロ 75~90km/時
シャチ 60~82km/時
アオザメ 70km/時
ハンドウイルカ 45~70km/時
イワシクジラ 55~65km/時
ダツ 60km/時(空中だと約70km/時)
キハダマグロ 60km/時
カツオ 60km/時
カマイルカ 55km/時
シロナガスクジラ 約50km/時
トビウオ 50km/時50km/時(空中だと56km/時)
サケ 45km/時
マッコウクジラ 22~45km/時
イカ 41km/時
ヨシキリザメ 40km/時
アシカ 40km/時
マンボウには尾びれがありません。では、どうやって泳ぐのか。
これは背ビレ、尻ビレと尾ビレが退化したビラビラした尾(舵ビレ)を補助で動かすことで進んでいる。
背ビレ、尻ビレは同時にパタパタと動かし、舵ビレは方向転換などに使われている。
ちなみにこのヒレの厚さは10センチ以上もあり、一説にはライフルの弾も通さないといわれている。
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