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カブトムシの角、なぜあの形? クワガタ派学者も「悔しいが面白い」

 夏の昆虫の代表格、カブトムシ。子ども心をわしづかみにするのは、なんといってもあの立派な角だろう。近年、丸い頭の幼虫から鋭い角ができる仕組みが明らかになってきた。クワガタ派の研究者をして「悔しいけど面白い」とうならせた

カブトムシの雄の角は、クジャクの羽のように見た目の良さで雌にモテようとするためではなく、雄同士の戦いに勝つためのものだ。相手の体の下に角を入れ、すくい上げて投げ飛ばしやすいよう、先端の面積が広くなるように進化したと考えられている。なんと、自分の体重の10倍以上を持ち上げられるとされる。

 クワガタのハサミはあごが大きく発達したもので、ハチなど多くの昆虫が持つ形態だ。これに対し、カブトムシの角は「新奇形態」と言われる。

 そんな唯一無二ともいえる角は、どのように形作られるのか。長年ベールに包まれていた謎が6年前、日本の研究者の手で解かれた。

 実はカブトムシの角は、さなぎになる前にすでに仕込まれている。「角原基(つのげんき)」と呼ばれる直径1センチほどの袋状の組織が、くしゃくしゃに折り畳まれた状態で幼虫の頭の中にできる。さなぎになると、その内部に体液が流れ込み、風船のように膨らんで角になることが分かったのだ。一気に10倍近くに伸びるという。

 この成果を2017年に英科学誌で発表した後藤寛貴・静岡大助教(発生生物学)は「細胞が増殖するわけでも、ゴムのように伸びるわけでもなく、非常に精緻に折り畳まれた組織を作っていることが驚きだった」と話す。

やや不正確な例えだが、折り畳んだちょうちんを思い浮かべると理解しやすい。実際には「高さごとに形を変えながら、しわ同士を入れ子細工のようにして厚みを抑えている」(後藤さん)という。

<原文はこちら>←すいませんm(__)m 有料です


1
ぐれ ★
 夏の昆虫の代表格、とても精巧な仕掛け

2 名無しのひみつ
「悔しいが面白い」

5 名無しのひみつ
角原基の研究か
名古屋大がやってたな

東アジア中緯度のカブトムシTrypoxylus dichotomusの頭角は
掬い上げ特化なので戦いでこの戦術が嵌ると
相手が相当大きくても投げ飛ばせる、と言われがちだ
実際、タイミングを合わせてヘラクレスオオカブトを投げ飛ばした例も複数ある

しかし日本のカブトムシがいつも最強かと言われると決してそんな事は無い
狭い飼育容器の中で複数の試合を実質無制限(一晩中とか)にし続ける環境では
カブトムシTrypoxylus dichotomusははっきり言って弱い

角原基の話に戻すと、一部のカブトムシでは幼虫時代の末期には
透けて見えるようになる、という観察例もある

8 名無しのひみつ
クワガタの武器は相手を傷つけて殺しかねない
カブトの武器は殺さずでござるよ

10 名無しのひみつ
カブトムシが相手を殺す事が全く無いという訳でも無く
投げ飛ばした途端に相手を壁に叩きつけて怪我させるとか
短い胸の角で相手を挟み込んで穴を開けた事例も無いわけではない
しかし、クワガタのように相手に突き刺さる事故が頻繁に起こる訳ではない

外国のカブトムシだと戦ってる相手に角が刺さるなんてのがかなり起こる
挟み付けて戦うのがデフォのヘラクレス、アトラス、ケンタウルス、ヒメカブトなどは
相手を怪我させる事が少なくない

17 名無しのひみつ
クワガタ派学者とかいるんだw
いやまあそりゃどちらかと言えばクワガタが好き、って人は居るんだろうけどさw

20 名無しのひみつ
ベースはメスの行動様式だろうな
ツノなしでも同様の餌場争いはするし、戦い方も共通

21 名無しのひみつ
ハナムグリにも角を持ったやついるけどそこまで大きくないんだよな
あれはなんで角が巨大化しなかったんだろ

34 名無しのひみつ
ボルネオのカブトハナムグリは体長に匹敵する長い角を持つ種類や個体もいる

38 名無しのひみつ
生存におけるコストが高いんだろう
生存が楽な南方は多様化しがちだね