キャプチャ

<関連記事>

けんかに負けた仲間を慰めるカラス、動物には複雑な感情があるのか、進む研究

オーストリア、ウィーン大学の行動・認知生物学者トマス・ブグニャールは何年も前、博士論文を書くためにワタリガラスの行動を調べているときに、2羽がけんかしている場面を見ていた仲間のカラスが、負けたカラスを慰めるような行動をとることに気づいた。  その様子を彼はこんなふうに説明してくれた。「2羽が争っているとします。負けた方が相手にちょっとの間追われて、隅の方に逃げ込み、そこで震えています。すると、ほかのカラスたちがとても興奮して、鳴き声を上げながらその上を飛び回るんです。そのうち1羽が負けたカラスのそばに行きます」  このカラスは優しく鳴きながら、負けたカラスに少しずつ近づいて、翼を伸ばせば触れるくらいまで接近する。相手が後ずさりしたら、また少し近づく。「そして2分ほどたったところで、負けたカラスの羽づくろいをするんです」

慰め行動はチンパンジーやボノボでは報告されていたが、鳥類ではこれが先駆的な研究の一つだった。

一部の科学者に言わせれば、人間以外の動物の思考や感情を知ることは不可能に近い。「動物の行動を見て、その源に主観的な感情があると考えるのは、ただの推測であって、科学ではありません」と言うのは、米カリフォルニア工科大学の神経生物学者デビッド・J・アンダーソンだ。  人間以外の動物を対象にして悲哀や共感といった感情を調べるなら、研究対象を擬人化しているという批判をかわさなければならない。そのためには、動物の行動から引き出した推論を実験で検証しなければならないと、米アラスカ・パシフィック大学の海洋生物学者で、タコを研究しているデビッド・シールは話す。  人間だけが進化によって感情を獲得したわけではないことは、科学者も認めている。そもそも感情とは、動物を特定の行動に駆り立てる心の状態のことである。飢えや渇きは感情ではないと思うかもしれないが、行動に突き動かす心の状態であることに変わりはない。シールはそれらを「原始的な感情」と呼ぶ。

<全文はこちら>

けんかに負けた仲間を慰めるカラス、動物には複雑な感情があるのか、進む研究
…を調べているときに、2羽がけんかしている場面を見ていた仲間のカラスが、負けたカラスを慰めるような行動をとることに気づいた。  その様子を彼はこんな…
(出典:ナショナル ジオグラフィック日本版)

<5ちゃんねる>

1 すらいむ ★
けんかに負けた仲間を慰めるカラス、動物には複雑な感情があるのか

3 名無しのひみつ
why do you cry?
とか聞いたりしとるん

4 名無しのひみつ
あの時 慰めてくれる仲間がいたらなぁ

6 名無しのひみつ
よその縄張りの個体だか別種だかしらんが仲間じゃないものは執拗に追い回して尾羽毟ったりしてる

8 名無しのひみつ
実は、トントンしながら、「ねーねー今どんな気持ち」って、からかってたりして。

9 名無しのひみつ
笑う以外の感情はすべて原始的なものでしょう。
多くの動物に備わっている可能性がある。
群れ(家族)を作って生活する動物にはそれなりに
その群れを維持するための行動と心理が進化してきた可能性が高いし。

11 名無しのひみつ
こういうの分かってきたら特に先進国で食肉が難しくなってくるんだよな

15 名無しのひみつ
犬や猫などの比較的高等な動物を飼ったことがあれば、感情が無いと考えるほうが難しいはず