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別居の雌雄、一挙に群れが合流し集団産卵…「農業被害」サバクトビバッタの習性わかり駆除へ
アフリカで大発生して農業被害をもたらす「サバクトビバッタ」は、多くの雄と雌が別々の群れで生活し、産卵の直前に合流していることを解明したと、国際農林水産業研究センター(茨城県つくば市)などの国際研究チームが発表した。雌雄の群れが合流して夜間に集団産卵するタイミングを狙えば、効率的に駆除できる可能性があるという。論文が米科学アカデミー紀要に掲載された。
雌は卵巣が発達するまでは、雄が1~2割しかいない群れで過ごしていた。雌は成熟すると、雄が8~9割を占める群れに合流して交尾。産卵する夜間には雌雄が半々になったという。
雄は交尾後も雌の背中に乗ったまま、産卵が終わるまで他の雄からガードする。この間は動きが鈍く、鳥などの外敵に襲われやすい。集団別居は、産卵直前のタイミングで雌と雄が出会い、動きが鈍くなる時間をできるだけ短くして、スムーズに産卵するための習性と考えられるという。
国連食糧農業機関(FAO)によると、サバクトビバッタが大発生すると、穀物が食い荒らされ、2000万人以上が食料危機に陥る場合もあり、駆除が課題となっている。
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雌は卵巣が発達するまでは、雄が1~2割しかいない群れで過ごしていた。雌は成熟すると、雄が8~9割を占める群れに合流して交尾。産卵する夜間には雌雄が半々になったという。
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(出典:読売新聞オンライン)
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