マダニはシカにかみつく際、厚い毛皮を突き破らなければならない。ハキリアリは、頑丈な熱帯植物の葉をいとも簡単に切り裂く。サソリは尾を使って、自分より何倍も大きい獲物に毒を注入する。
一部の無脊椎動物のあご、牙、針には、亜鉛、銅、マンガンなどの重金属が多く含まれていることは知られていた。中には、重金属の割合が素材の20%を占めることもある。しかし、そうした重金属と、彼らの体に含まれている耐久性のあるたんぱく質が、どのように関係しているのかは詳しくはわかっていなかった。 スコフィールド氏らは、タンパク質と重金属を分子レベルで分析することで、個々の金属原子がたんぱく質に織り込まれ、丈夫で長持ちする複合材料になっていることを発見した。氏らはこれを「重元素バイオマテリアル」と名付けた。 「金属を加えることで、より耐久性のある道具になるというのは、とてもクールですね」。米ホーリークロス大学(マサチューセッツ州)の生物学者ステファニー・クロフツ氏はそう語る。なお、氏は今回の論文には関わっていない。「この研究は、様々な生物でこの特徴が見られることをよく示しています。私たちが思っている以上に一般的なのかもしれません」
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クモやサソリの鋭い“武器”、強化の鍵は均一な重金属だった、研究 …ースウェスト国立研究所と米オレゴン州立大学の研究者らとともに、アリ、クモ、サソリ、軟体動物、多毛類(ゴカイ類)のもつ“道具”を調べた。それらの機械的特… (出典:ナショナル ジオグラフィック日本版) |
<5ちゃんねる>
■亜鉛などが原子レベルでたんぱく質と複合、硬くて長持ちに、素材開発に期待も
また、重元素バイオマテリアルは、より小型の携帯電話や頑丈な医療機器など、新しい製品を生み出す技術者に着想を与えるのではないかとクロフツ氏は付け加える。
■持つべきものはいい道具
スコフィールド氏は、米パシフィック・ノースウェスト国立研究所と米オレゴン州立大学の研究者らとともに、アリ、クモ、サソリ、軟体動物、多毛類(ゴカイ類)のもつ“道具”を調べた。
それらの機械的特性をテストしたり、原子レベルの構造を調べたりするために、分析装置も自作した。
その結果、亜鉛やマンガンなどの重金属が、無脊椎動物の“道具”に原子レベルで均一に分布していることがわかった。
マスターチーフの改造手術並みな事を進化の過程で平然とやって退ける
よくわからんが凄そうな話だから
蜘蛛の糸も同じ太さの鉄の糸より強いらしいからな
まあ確かに生物であの硬さを生成するのは不思議ではあるのか
どこから重金属を入手してるんだろう
地面からか?
タランチュラとサソリ飼ってるけど
基本的に餌は昆虫だから、そこに含まれてるやつかな?
つーか昆虫食ってかなり良いんじゃないのコレ
亜鉛サプリ要らずじゃね?
昆虫は亜鉛やマグネシウムなどのミネラル分を植物から多く摂取しているものが多いし
血液もヘモグロビンではなく銅を含むヘモシアニンが流れているものもいる
植物から摂取したり、他の昆虫を捕食することで効率的に金属成分を得ているのだろう
昆虫って人間ぐらいの大きさなら地球の覇者だったのになあ
ゴキやトンボが50cmもあった時代があったわけだが
重力とか温度や酸素の濃度が哺乳類の時代を作ったから
今はそんなにデカかったら存在の維持もままならないんじゃないの
恐竜の時代は何もかも今と違う常識だったんだろ
さそりの超攻撃的フォルム何なんアイツ
ハサミで挟んで毒針刺すのに適した進化なんだろうな
マンガとかなろう小説みたいな設定が
じつはずいぶん前から生物界では当たり前だったんだね
しかし進化というのはものすごいね
昆虫でも金属作れるのに
人間はまだまだだな
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