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逆立ちするマダラスカンクは7種類いた――DNA解析で判明 米研究

(CNN) 逆立ちして天敵を威嚇する姿で知られる「マダラスカンク」は、実は4種類ではなく7種類いた――。米シカゴにあるフィールド博物館の研究チームが1日の学術誌にそんな研究論文を発表した。
キャプチャカピ
マダラスカンクは北米に生息する肉食哺乳類で、よく見かけるシマスカンクよりも体は小さい。天敵に遭遇すると、後ろ足を蹴り上げて逆立ちの姿勢を取る。 「ストレスを与えると前足で立ち、後ろ足を蹴り上げて、尾を膨らませ、天敵に向かって歩くこともできる。そうすることで自分を大きく、恐ろしく見せようとする」。論文を発表したフィールド博物館のアダム・ファーガソン氏はそう解説する。 このスカンクは一般的に、4本足で立った状態に戻って悪臭を放つ液体を噴射する。体は小さくても戦いから退いたりはしない。

2013年に発表された研究論文には、セイブマダラスカンクがシカの死骸をめぐって逆立ちした姿勢でピューマに立ち向かう動画が添えられていた。ちなみにマダラスカンクの体重は一般的に900グラムに満たない。 都会でも見かけるシマスカンクと違って、マダラスカンクは都会から離れた山奥などに住むことが多く、人目に付くことはあまりない。 マダラスカンクは1758年に初めて発見されたときから、何種類いるのかをめぐって研究者の間でも意見が分かれ、2種類とする説や14種類とする説もあった。 研究チームはマダラスカンクの遺伝子データを解析することで、7種類に分類できると判断した。しかしこの研究のためにはまず、標本を集める必要があった。スカンクの捕獲は簡単な作業ではない。ファーガソン氏の研究チームはマダラスカンク研究のためメキシコを6回訪問したが、1匹も捕獲できなかった。たとえ捕獲できたとしても、スプレー噴射されるのは間違いなかった。

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逆立ちするマダラスカンクは7種類いた――DNA解析で判明 米研究
…都会でも見かけるシマスカンクと違って、マダラスカンクは都会から離れた山奥などに住むことが多く、人目に付くことはあまりない。 マダラスカンクは1758年に初…
(出典:CNN.co.jp)